A.
NPO法人は最近少し下火です。
元々は非営利の市民活動に法人格を、という趣旨だったのが、あまりに穴が多い制度のため悪用されるケースがあり、それがクローズアップされて、NPOという言葉自体怪しく聞こえるようになってしまったことも理由の1つでしょう。
そしてボランティアとの混同。法人として活動する限り、収支の認識は必要ですが、そのバランスが取れない。
結果解散に追い込まれるケースも少なくないようです。
でもこの制度、正しく使えば色々な事業ができるのです。
非営利ですから、投資した人への配当という概念はありません。が、労働に対する対価は当然認められます。
起業したい人の中には、社会貢献を目的としている人も多いのではないでしょうか?そうであれば、NPO法人というのも、1つの選択肢だと思います。
NPO法人のメリットとしては、
(1)税制面の優遇措置
(2)助成金が受けやすい
(3)行政との関係を作りやすい
(4)企業の寄付を受けて活動をしやすい
といった点が挙げられます。
そして、NPO法人の目的は社会貢献です。正しい目的に沿ったNPO法人がきちんと運営されて雇用を生み出すようになれば、日本の社会も変わっていく気がします。ちなみにアメリカの雇用の15%はNPO法人だそうです。 |
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