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行政書士
こばやし・薄木
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(こばやし法務事務所と行政書士薄木事務所のユニット名です)

TEL(045)263-9825
FAX(045)263-9826
Q.合同会社(日本版LLC)とは?
A.
会社法が変わって新設された合同会社(日本版LLC)についてのご相談が増えています。

合同会社とは、一言で言えば出資と経営を一本化した会社です。
株式会社は株主(出資者)がお金を出して、取締役(経営者)に会社の経営を委任します。お金を出す人と経営する人が別なので、かなり緩和されたとはいっても様々な法的制限があります。
一方、合同会社は社員(出資者)が自ら経営(業務執行社員)を行います。お金を出す人と経営する人が同じなので、株式会社よりも広く定款自治が認められています。

また、株式会社は株主平等の原則がありますので、基本的に利益は出資割合によって配分されます。
一方合同会社は、物だけでなく、人が利益を生むという発想から、利益の配分を出資割合に限らず、自分たちで自由に決めることができます。(しかも合名・合資と違って有限責任です。出資額以上に債務を負う責任はありません) 。

つまり、技術・アイデアを持った個人と、お金のある企業などが同等に合同で会社を運営する。そんな新しい形態を想定してできたものです。

これには、色々メリットがあります。
まずはイニシャル・コストが安くすむことです。
定款の認証がいらない (公証役場の費用が不要)、登録免許税が6万円ですむ (株式会社は15万円)といった点です。
また株式のように役員変更の必要もないので、ランニング・コストも安い。

広く営業したり、会社を大きくしたりという場合は、知名度もありますし株式会社の方が有利かと思います。でも、個人ありきの場合(デザイナーや商店など?)や、まずは小さく始めてから徐々に大きくしていこうという場合には、結構使える形態かと思います。いつでも株式会社に変更できますしね (ただこの変更には官報に公告が必要になってくるので、最低1ヶ月以上はかかりますが) 。

この点、新会社法になって、確かに選択の幅が広がっていると感じます。